緑警察署(金成賢一署長)は11月7日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、鴨居駅前郵便局(小原伸士局長)に感謝状を贈呈した。
感謝状を受け取った同局の西村陵さんによると、10月15日、同局を訪れた60代女性に西村さんが窓口で対応。女性が「200万円を引き出したい」と申し出たため、西村さんが目的を尋ねたところ、女性が10月13日に、この女性の親族を名乗る男から「母が入院したからお金が必要になった」との内容の電話を受けていたことが分かった。さらに翌日にも同じ男から「自分も喉を手術したために、お金が早急にほしい」という旨の電話もあったという。
不審に思った西村さんは、女性が母親の住む岩手県まで現金を持参しようとしていたため「高額なお金を持って移動するのは危険ですよ」と伝えるなどして、現金を引き出すのを制止。また、近くでこのやり取りを聞いていた同局の別の職員が緑警察署に通報し、特殊詐欺被害の未然防止につながった。
西村さんは「被害を防ぐことができて良かった。今後、ますますお客さまに寄り添った接客を心掛けようと思う」と意欲を示した。同署生活安全課の後藤辰也課長は「本当に有難い。女性もご親族も大変感謝していた。引き続き、特殊詐欺被害の未然防止に向けた活動をしていただきたい」と話した。
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