栽培収穫体験ファームとして親しまれている北八朔町の山下農園(大澤博園主)で11月23日、収穫感謝祭が開かれた。同園の区画を借りてさまざまな野菜の栽培を楽しむ多くの利用者たちが参加。野菜の収穫のほか、獲れた作物などを使った料理を味わい、大地の恵みへの感謝を胸に交流を深めた。
「農作業の喜びも大変さも含め、野菜づくりを市民に楽しんでもらいたい」と、大澤園主が同園の運営を始めて来年4月で25年目。現在は24区画を28人に貸し出している。利用者たちは毎週土曜に集まり、大澤園主の指導のもと、農作業を楽しんでいる。
「農作業は健康維持につながる」と語るのは、12年にわたりここで栽培を続けている宮下雅彦さん。その理由は「野菜をつくる楽しさ、収穫の喜び、食べたときの美味しさ」。それらは「今後もここで野菜づくりを続けたい」と願う原動力にもなっている。
観察、描写、技術向上も
この日、参加者たちが語らうビニールハウスの一角に、野菜を描いた水彩画や墨絵などの作品数枚が展示されていた。よく観察して絵にすることで、作物への愛おしさが一層深まると共に「野菜の茎を支柱のどこに、どのように固定すると良いか」など、他者の絵から栽培・管理技術を互いに学ぶきっかけにもなるとして、大澤園主が発案。今年初めての試みとして、利用者たちが野菜の絵を描いたという。
絵を出展した二飯田(にはんだ)悠子さんは「クレヨンで描くのは子ども時代以来。懐かしくて夢中になり、3枚も描いた。こういう機会をもらえて良かった」と笑顔で話した。
緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>