(一社)みどり青色申告会の副会長で、緑区の納税奨励表彰を受けた 浮穴(うけな) 浩二さん 三保町在住 77歳
誠実な心で人の支えに
○…「これまでに仕事や旅行などで訪れた国は59カ国」。かつて「松下通信工業株式会社」のITS(高度道路交通システム)事業開発センターの所長を務めた経験などから、退職後も交通安全に関する講演活動などを国内外で精力的に続けており「1年の3分の1は日本にいない」という。多忙な暮らしの中、「みどり青色申告会」の副会長職や広報担当も務め、11月27日には緑区長から納税奨励表彰を受けた。
○…愛媛県松山市生まれ。「小学生の頃は、学校帰りに道後温泉に入ってから家に帰っていた」と懐かしそうに振り返る。東京大学工学部に進むと「医学の役に立ちたい」と医用電子研究室で学んだ。卒業後は、AI(人工知能)を駆使した画像認識や音声合成などの研究に取り組み、医療従事者の役に立つ「自動カルテ入力装置」などを開発。「社会のエッセンシャルワーカーたちを楽にしてあげたいという気持ちでした」と語る。
○…30代半ばではニューヨーク大学大学院で客員研究員として、音声分析の研究に従事した。2年ほどのニューヨーク滞在中「いろんな国の友だちができて、週末にはよく一緒に海釣りに行きました」。釣った魚でバーベキューをしたり、手巻きずしや天ぷらなどの日本食を紹介したりして「本当に楽しかった」と笑顔で語る。
○…幼少期、祖母から「誠実を切るはさみは無い」と教わった。心の誠実さは誰にも断ち切ることなどできない、強くて掛け替えのないもの。祖母の教えと「誠実に生きること」を今でも大切にしている。緑区に暮らして約50年。「三保町は本当に緑が豊か。子育てするのに最高だったし、老後にも良い環境ですね」。喜色満面にあふれ「60カ国目はニュージーランドに行きたいな」。
|
|
|
|
|
|
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>