植物の生育管理などの専門家を招き、公園の花壇づくりについて学ぶ講習会が12月17日、横浜市緑区内の北八朔公園で開かれた。
市の取組として開催され、地域の有志からなる北八朔公園愛護会のメンバー向けに実施。最低限の手入れで毎年芽吹くという「宿根草」を植え付ける講習会が同公園で開かれたのは初めてという。
同愛護会のメンバー約10人が参加。藤沢市から来場したガーデナーの金子美萌さんを講師に、一年草と宿根草の違いなどを学んだほか、園内の花壇にガウラやオミナエシなど8種類の宿根草を植え付けた。
金子さんによると、今回植えたのは「地中深くの水も吸い上げ、夏の暑さに耐えやすい種類」。金子さんは、遠くからでも花がきれいに見えるよう工夫して配置することの大切さについても伝えていた。
宿根草で手入れを効率化
日頃、北八朔公園での植物の手入れなどを続けている同愛護会。ただ同会の石井薫会長によると近年、メンバーの高齢化などを背景に、従来よりも一層効率的な管理手法を模索していたという。
そこで今回、園内の一角に、植え替えの必要が無く、最低限の水やりで育つとされる宿根草を植栽。手入れの頻度を下げたエリアを作った分、ほかのエリアの管理に一層力を入れられるようにした。
石井会長は「活動の活性化につながるので、新しい知識を得ることは重要。花が咲いた後、近くを通る人たちが『あ、いいね』と思って見てくれるとうれしい。来園者が増えるきっかけになれば」と話していた。
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