地域の環境や身近な生き物の生態系を守ることの大切さなどを伝えようと、三保小学校5年4組の児童30人がさまざまな廃材を活用して制作したアート作品が1月16日に完成した。作品は、「ごみと環境について考えよう!」と題した緑区主催の店頭啓発イベント内の展示品として、1月27日(月)まで、中山駅直結のビーンズ中山(寺山町59)3階で展示されている。午前10時から鑑賞可。平日・土曜は午後9時まで、日曜は午後8時30分まで、最終日は3時まで。
同クラスを担任する内田咲人(さと)教諭によると、子どもたちは総合的な学習の時間を活用し、昨年11月から制作を開始。12月には横浜美術大学の学生らの協力も得て、共に制作を進めた。
作品は180cm四方で、題名は『5-4 SRI気合いのゴミアートプロジェクト』。Sは「災害」、Rは「リサイクル」、Iは「生き物」の頭文字から取った。
子どもたちは三保町の形を大きく描き、その中に梅田川や豊かな森林、住宅地などを描写。また、廃材を活用し、同校校舎や町内の公園、神社の鳥居のほか、アゲハチョウ、ミドリガメ、カワセミ、オンブバッタなど、町内で見られるという多様な生き物も表現した。菓子の空き箱やペットボトル、空きビン、ストローなど、日頃ごみとして廃棄されるものが、児童の手でアートとして生まれ変わった。
内田教諭は「子どもたちが三保町の環境などについて、本気で考えて制作した作品。観る人にそうした思いや三保町の良さが伝わるといいな」と話した。
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