DMファイターズの代表 野口 常雄さん 森の台在住 63歳
子どもの笑顔が原動力
○…秋の大会は自身が監督だった2006年以来の優勝。「監督、代表と立場は違いますが、やっぱり格別ですね」。2年前からチームの代表となり、監督、コーチなどに指導を任せているが、審判やバッティングピッチャーなどで裏方としてチームを支える。「まだまだ、子どもたちに打たれないように真剣に投げていますよ」。代表となった今でも、子どもたちの成長を近くで見守り続ける。
○…子どもが台村ファイターズに入団し、自身もコーチになった。幼少時、のめりこんだ野球を子どもと一緒にできることが嬉しかった。しかし、約20年以上続いていた台村ファイターズが部員の減少で休部に。数年間、野球から離れる生活となり、寂しさを感じていたとき、DMファイターズ結成の話があがった。「初代代表の岸さんが声をかけてくれて」。森の台開発とともに、増えた子どもたちにビラを配り、勧誘しチームが立ち上がったのが12年前。「また野球ができる。とにかく嬉しかったですね」
○…代表となってもチームが練習する森の台グランドには土、日に足を運ぶ。「野球をやっている時が一番楽しくて何もかも忘れられるんです」。一年中、子どもたちとグランドにいるためか、顔や腕は日焼けで真っ黒だ。「野球バカなんですよ」と自分自身を評する一方、大型バイクでツーリングに行くのも趣味の一つ。昨年は仲間と北海道に渡り3千Kmを走破するなどアクティブな面もみせる。
○…台村ファイターズ時代を含め少年野球に30年以上携わる。昨年の夏、DMファイターズ卒団生が、初めて甲子園に出場し、準優勝に貢献する活躍をみせたことが、自分のことのように嬉しかった。「子どもたちの成長を間近で見られるのが、ここまで続けこられた原動力かな。まだまだ身体が動くうちは、グランドに行きたい」。これからも、子どもたちの笑顔を見続けるため、一緒になってボールを追う。
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