東本郷連合自治会(柳光男会長)はこのほど、自主的に防災マップを製作した。緑区役所によると連合自治会単位での防災マップは区内では初とのこと。地域防災拠点へのルートなどがわかりやすく明記されている点が特徴だ。
東本郷連合自治会は9つの単位自治会、約5600世帯で構成されている。柳会長によると、防災マップの製作は、数年前から議題に上がっていたが、昨年3月の東日本大震災をきっかけに、必要性を実感したとしている。また、地区別に進める地域福祉保健計画にも、地域全体で防犯、防災に向け取り組むとしていることも今回の製作に至った点となった。
防災マップは連合自治会が主導となり、東本郷まちづくり協議会、緑区区政推進課が協力して製作し、約5400世帯に配布。同連合自治会内には、東鴨居中学校と東本郷小学校の2つの地域防災拠点があり、マップには、各単位自治会がどの拠点に属しているのかがわかりやすく明記されているのが最大の特徴。単位自治会の集会場、自治会館、公衆電話や防火水槽のほか、地域医療救護拠点、災害用地下給水タンクなども記されている。
柳会長は「いざというときに、どの地域防災拠点に行けばよいのか、このマップを見れば一目でわかります。ご自宅に貼って頂き、家族で防災について考えてもらうきっかけにして欲しい」と話している。
地域防災拠点の周知
横浜市が今年発表した市民意識調査では地域防災拠点を知らない緑区民が5割以上いる結果がでている。今回のマップは、必要最小限の情報のみ記すことで、地域防災拠点をわかりやすくしている。
緑区役所の担当者は「東本郷地区の方にとって、防災拠点を知るきっかけになるマップだと思います。子どもから大人まで、わかりやすく、見やすい内容となっており、自分がどの拠点なのかを今一度確認して頂ければ」と話している。
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