神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2015年4月23日 エリアトップへ

看護の日にちなみ横浜創英大学で行われるイベント(5月9日)の準備に取り組む 市川 茂子さん 横浜創英大学(三保町)看護学部准教授 62歳

公開:2015年4月23日

  • LINE
  • hatena

看護への恩返し、胸に

 ○…「今年は、短大から大学になって初めて4学年の学生が揃う年。今回のイベントを通じ、やっと歩き始めた大学のことを多くの人に知っていただけたら」。看護大学としての完成年度を迎え、大学が力を入れてきた「看護の日」のイベント準備に奔走する。地域とともに成長する大学をテーマに掲げる中で、「理念や目指すところをどう知ってもらうか」は最も重要な命題ととらえている。

 ○…1953年、鹿児島県生まれ。看護師資格取得とともに上京し、聖路加国際病院に勤務した。看護の最先端とも言える華やかな職場で実績を積んだ。そこで実習生の世話役に抜擢されたのを機に、教育を本格的に学ぼうと決意。日本医科大学から「教員畑」を歩むことになった。「現場にいるだけでは分からない看護の基礎的な考え方=『土台』を学べたこと、多くの学生さんと出会えたことは私の人生の中で大きな転換点となった」

 ○…結婚を機に夫の実家がある山梨県甲府市に引っ越した。平日は教壇に立ち、週末には夫の仕事である農業を手伝う。原木椎茸栽培に山菜摘みなど土や草木に触れ、自然の恵みを肌で感じる瞬間にたまらなく幸せを感じる。「今の暮らしが丁度良い。心と身体のバランスを保ち、人間らしい生き方ができることに感謝している」とほほ笑む。

 ○…看護の屋台骨とも言える「基礎看護学」の授業は看護師を目指す学生が最初に学ぶ、いわば「登竜門」。今年も多くの若者が志を胸に入学してきた。「その学生たちに、最初に教えるのが自分。これから花開く看護人生の最初の一歩に立ち会えることは光栄なこと」。教員生活が30年を超えても、毎回、最初の授業は身が引き締まる思いで挑んでいる。「健康で教えられる間は学生たちのためにできる限りのことをしたい。それが看護への私なりの恩返し」。看護の分野へと歩き出す若者たちの力になりたいと教壇に立ち続ける。
 

緑区版の人物風土記最新6

市原 淳さん

絵本作家で地区センターのプレイルームのリニューアルをプロデュースした

市原 淳さん

中区在住 54歳

11月21日

長島 裕子さん

日本語教師で、11月30日開催の「やさしい日本語」に関する講座で講師を務める

長島 裕子さん

青葉区在住 59歳

11月14日

鈴木 千尋さん

東洋英和女学院大学の「かえで祭」で初めて「フードドライブ」を主催した

鈴木 千尋さん

金沢区在住 20歳

11月7日

石塚 英彦さん

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの

石塚 英彦さん

保土ケ谷区出身 62歳

10月31日

服部 真人さん

鴨居小学校創立150周年の記念誌委員会の委員長を務める

服部 真人さん

鴨居在住 59歳

10月24日

辻 翠(つじ みどり)さん

霧が丘の「ぷらっとkiricafe」での日本語カフェの担当講師で、10月12日の国際交流イベントにも参加した

辻 翠(つじ みどり)さん

三保町在住 38歳

10月17日

あっとほーむデスク

  • 11月14日0:00更新

  • 10月31日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook