NPO法人MYフィットネス研究会が5月9日、長津田消防出張所でAEDの使い方を学ぶ住民向け無料体験会を開催した。
「自分の体は自分で管理」という考えのもと、さまざまな分野の運動を取り入れ、健康維持・向上を目的に活動する同団体。今回の体験会は、AEDに実際に触れたことがないという人が多いことを踏まえ、一人ひとりが使い方を学ぶことで、有事の際に社会貢献ができればと行われた。
当日は地元主婦ら12人が参加。同出張所職員から、心肺蘇生法やAEDを使えるケース、反応の確認のしかたなど、倒れている人を見つけた時の対応の仕方を教わっていた。その後、実際に参加者全員が一連の流れを体験。マネキンを相手に呼吸の確認、心臓マッサージなどを行った後、AEDを使用した。
「子どもの場合はやり方が違うのか」「要救助者が洋服を着ている時はどうすればいいのか」といった質問が相次ぐなど、体験会は和やか雰囲気ながらも真剣に取り組む参加者の姿が見られた。担当した職員は「多くの人は、怖がってなかなかやりたがらない。勇気を出して一歩踏み出すことが大切」と参加者に語った。
同NPOの小松由美理事は「心肺蘇生・AEDを体験して、声をかける勇気がでてきたとの感想を全員が持った。同じ思いの人が増えるよう皆で命の輪を繋いでいきたい」と話した。
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