「竹山池周辺活性化推進委員会」(町田史郎会長)は12月5日、竹山団地内にある竹山池の水位を下げて、池に生息する外来種の駆除を行う「生き物捕獲大作戦」を実施した。当日は地域住民らが協力し、多数の魚を捕獲した。
当日は、町内から集まった約60人のボランティアが5日かけて水位を下げた池に入り、声を出し合いながら外来種を網の中に追い込んだ。午前と午後の2回の作業でブルーギル98匹や真鯉37匹、ミシシッピアカミミガメ7匹、さらには1m近い草魚1匹などが捕獲された。また、スクーターや自転車、立て看板などの不法投棄も数多く引き上げられ、作業を見守る人たちからは「こんなに大きな魚がいたのか」「ゴミが捨てられない環境を整備したい」といった声があがっていた。
竹山池は1970年、竹山団地設立に合わせてつくられた人工池だが、特定の管理者がいないことなどから、外来種の増加やヘドロの臭気などが問題視されていた。問題を危惧した竹山連合自治会が昨年、「竹山池周辺活性化推進委員会」を立ち上げ、区の「平成27年度地域課題チャレンジ提案事業」の補助のもと、池の美化に努めてきた。今回は池の中の生態調査と特定外来種の駆除を目的に企画された。
美化計画を継続
同委員会は、これまでも池の美化を目的とした浮島の設置などを実施。11月23日に近隣住民と行った「ブルーギル駆除釣り大会」では親子連れを中心に約50人がブルーギル61匹を釣り上げた。
今後も継続して浮島の設置や水草の苗の育成、プランターの設置をするなどして水質の改善と近隣環境の美化を図っていく。今回のイベントを通して町田会長は「釣り大会などを今後も継続することで、住民が一体となって美化に励むことができる環境を整備したい」と話した。
緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>