緑区医師会が看護師資格を持ちながら出産や子育てなどを理由に医療現場から離れているいわゆる「潜在ナース」の復職サポートを始める。来月から技術指導や就業相談などを中心としたセミナーを開催し、緑区内にある様々な医療機関との連携を図っていくという。
背景に慢性的人手不足
看護師不足が全国で叫ばれる中、医療機関などではこうした「潜在ナース」に対する復職支援セミナーがこれまでにも頻繁に行われている。しかし、情報の発信力の問題などで思うように参加者が集まらなかったり、セミナーを受けた後でもその医療機関の勤務条件が合わないなどの理由で看護師獲得に結び付かないケースも見受けられた。
緑区医師会ではこうした医療機関からの声を受け、区内の医療機関の「ターミナル的存在」として潜在看護師の復職支援をより総合的に行うことなどを検討してきたという。
「医師会がセミナーを行えば、偏りなく様々な医療機関の現場の状況、使う医療器具のバリエーションなどの情報も集約して提供できる。潜在ナースさんそれぞれのニーズにあった医療機関を紹介することもでき、医療機関とのマッチングにも対応できる」と、同医師会の大迫可奈子さんは話す。
第1回のセミナーは5月27日午前10時〜正午と午後2時〜4時に開催予定。6月も順次行っていく方針だという。参加申し込み・詳細は緑区医師会事務局(【電話】045・937・2300)。
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