長津田地域ケアプラザが12月16日から、同建物内にある集会所の一角に個人が本を持ち寄る私設図書館「まちライブラリー」を設置する。本を媒介に人と人が繋がる「地域の本棚」としていきたいとしている。
「まちライブラリー」は約6年前、森記念財団(東京都港区)に勤める礒井純充さんが提唱し、全国で設置が進んでいる。メッセージカードを付けた本を持ち寄り、自由に貸し借りできる私設図書館となる拠点を作ることで、本を媒介とした人々の新たな交流を生もうという取り組み。現在、国内500カ所以上で設置されている。
同ケアプラザの副嶺典子所長は、提唱者である磯井さんの講演などで存在を知り、福祉の現場に設置ができないかを模索してきた。
設置にあたっては各地で「まちライブラリー」設置のサポートなどを行う港北図書館の木下豊館長のアドバイスなどを参考に、運営のコツや、本を媒介とした「まちの賑わいづくり」について学びながら検討を重ねてきたという。
設置場所は同ケアプラザが入る建物(長津田スカイハイツ)の第二集会所。長津田地区社協や長津田自治連合会の協力で実現した。同施設によると福祉施設での設置は市内初。
12月16日に植本祭
12月16日には本を持ち寄り本棚に設置する「植本祭」を開催する。木下館長が港北区での「まちライブラリー」の設置例や広がりについて紹介するほか、今年6月に緑区で初めて「まちライブラリー」を設置したみどりーむの事例などについて渡辺政一緑図書館長が講演する。時間は午後2時から3時半。参加希望者は寄贈できる本を1冊以上持参のこと(参加無料)。参加には事前連絡が必要。詳細・問い合わせは、長津田地域ケアプラザ(045・981・7755/担当山口さん)。
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