本を媒介とした利用者同士の交流を育もうと、緑区にある全郵便局内で14日から、私設図書館「まちライブラリー」の設置が始まった。全郵便局での設置は全国初の取り組みとなる。
「まちライブラリー」は、皆でお気に入りの本を持ち寄り作る小さな私設図書館。2011年頃、礒井純充さん(森記念財団普及啓発部長)の提唱で始まり、小さな本棚があればどこでも始められる気軽さなどから、全国で設置が進んでいる。
区内でも設置続々
緑区内でも、「緑区市民活動支援センターみどりーむ」に昨年初めて設置されたのを機に、長津田地域ケアプラザなど各地に設置の動きが広がった。
今回、まちライブラリーの設置を行うのは緑区内に10ある全郵便局。各局のロビーなどに設置された本棚には合計350冊の絵本や小説などが集まった。
局の営業時間である午前9時から午後5時(平日のみ)までは自由に閲覧することができ、気に入った本があれば自宅に持ち帰って読むことができる。本には読んだ人が自由に思いを綴る「感想カード」が添えられており、1冊の本を通じて繋がった様々な人々の思いを知ることができるという。
横浜白山郵便局の佐久間淳一局長は「今後も本を増やしていきたい。郵便局が住民同士の交流の場になればうれしい」と話している。
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