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緑区版 公開:2019年2月7日 エリアトップへ

横浜市体育協会 横浜スポーツ表彰を受賞した 瀧本 明彦さん 緑区剣道連盟会長 64歳

公開:2019年2月7日

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情熱と真心、いつも心に

 ○…1996年に緑区剣道連盟理事長となり、会長としては今年で6年目。各種講習会を開催し、会員の技術向上に尽力してきたほか、横浜商科大剣道部師範として大学スポーツの発展にも寄与している。これらが認められ、スポーツの普及振興に顕著が功績のあった人物に与えられる横浜スポーツ表彰を受賞した。多くの門下生が受賞を喜んでくれたことに「とてもありがたいことです」と、笑みをこぼした。

 ○…出身は川崎。父親が剣道道場を開いていたこともあり、小学4年生から竹刀を持ち始める。「ただ苦しかった」と入門当時を振り返った。91年に斎正館瀧本道場(長津田)の館長に就任し、「情熱と真心」をモットーに、人と人との触れ合いを重視してきた。剣道を通して精神を鍛え続けて50年以上。今では相手の構えを見ただけで、どんな技を出そうとしているのかがわかるという。「50を過ぎた頃から『苦しい』が『楽しい』に変わりました」と語る。

 ○…両親が共働きだったことで、子どもの時から料理をする機会が多かった。「自然と食に興味を持った」と話すように、大学に席を置きながら専門学校に通い、調理師と栄養士の免許を取得した。卒業後には六本木のフランス料理店で6年修行し29歳で独立。ブライダルサービスを兼ね備えたレストランをオープンさせた。現在は自身の道場や同連盟の運営などに注力しているが、「あそこが美味しい」と噂を聞くと一人で食べ歩きをするのが趣味だという。

 ○…現在区内12団体が所属する緑区剣道連盟の先頭に立ち舵を取る。「各団体の垣根を越え、一丸となっている。今後区内で更に剣道が盛り上がっていく為に子どもが少しでも多く入門するようにしなければ」と先を見据えた。

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