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緑区版 公開:2020年3月5日 エリアトップへ

学内のレジ袋18%削減 東洋英和大生が発案

教育

公開:2020年3月5日

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プロジェクトを立ち上げた金子さん(左)と片山さん
プロジェクトを立ち上げた金子さん(左)と片山さん

 東洋英和女学院大学(三保町32)の学生が、学内にあるコンビニのレジ袋を減らすプロジェクトに取り組んでいる。2月25日には、一連の活動を報告する発表が学内で行われた。

 プロジェクトに取り組んでいるのは、同大国際社会学部の片山友理香さん(3年)と金子未空さん(同)の2人だ。

「工夫次第で変えられる」

 学内のゴミ箱がレジ袋で溢れている現状を目にしたことがプロジェクトを立ち上げるきっかけだ。2人は元々環境問題に興味を持っており、大学での座学の学びだけでなく、周りを巻き込み、何か行動を起こせないかと考えた。同大の学生を対象にアンケート調査を実施したところ、約9割の学生がコンビニでレジ袋をもらっていることが判明したという。片山さんは「工夫次第でレジ袋を大きく削減できると感じた」と振り返った。

 その後、2人が考えたのは、商品を置く位置によって袋がいるか、いらないかの意思表示ができる方法だ。レジ台に「袋いらないです!」「袋お願いします」と書かれた2枚のシートを貼る。商品をどちらに置くかで、袋がいるか、いらないかが口頭ではなく、一瞬で店員に伝わるようになるという仕組みだ。

 2人は学内のコンビニに交渉。シートを貼り、レジ袋がどのくらい減少するかを調査した。その結果、シートを貼っている期間では、貼っていない期間に比べ、18%レジ袋が削減されたという。

 金子さんは「少しの工夫や心がけ、意識を変えてもらうだけで、現状を変えることができると実感した」と話した。片山さんは「環境問題を自分事として捉えてもらい、身近に感じてもらえるように今後も活動していきたい」と意気込みを見せた。2人は、今後、30%以上のレジ袋削減を目標に活動を続けていくという。学生に問題意識を持ってもらうためのワークショップやSNSでの発信なども行う予定だ。

 金子さんは「今後も、何か追加で斬新な取り組みをしたい」と述べた。
 

レジに貼られたシート
レジに貼られたシート

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