神奈川大学付属中・高等学校は、10月から株式会社Builds(東京都港区/橋本竜一代表取締役社長)が運営するオンライン家庭教師サービス「スタディコーチ」と連携する。具体的には、生徒に向けて、東京大学合格に向けた指導を行う「東大合格プロジェクト」を行っていく。
同社の橋本社長は、同校の卒業生で、現役の東京大学生だ。橋本社長は「東大合格のための最適な勉強法を提供し、『東大合格が当たり前』という文化を根付かせていきたい」と意気込みを見せる。具体的には、月に1回のペースで、勉強法の講義や、面談を行い、各月の勉強計画の策定などをきめ細かく行う。
高校2年生向けに、7日、同プロジェクトが開始された。
橋本社長のほか、同社の伊澤航太郎副社長が講演を行った。オンラインで現役の東大生も一人参加しアドバイスを送る場面もあった。
講演では、「起業や就職などと、難関大に合格することで、キャリアの選択肢が格段に広がる」などと難関大合格のメリットを力説。その後、英語や数学、国語といった主要科目の基礎を高校2年生までに固めることが必要であることなどを伝えていた。これを受け生徒は話し合いながら、学習計画を立てていた。
参加した生徒は「勉強方法が確認できて安心できた」「『今から頑張れば、難関大に合格できる』というメッセージはとても心強かった」「どの参考書を、どのペースでやれば良いかなどが分かってモチベーションがあがった」など好意的な感想が多数あった。
同校の中川甲斐教諭も「受験の悩みなど東大生から直接、実体験を聞けることは、生徒にとって貴重だと思う」と話した。また、橋本社長も「東大に多数の合格者を出す高校に比べて、情報が少なく、自分も高校時代に困った。安心して学べる環境を提供していきたい」と前を向いた。
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