長津田の一級建築士事務所(株)丸産技研が、市が公募した長津田駅北口歩道橋の命名権(ネーミングライツ)を取得した。歩道橋の愛称は「マルサンスカイウォーク」。1日から歩道橋に愛称が標示されている。
同歩道橋は、長津田駅北口(長津田2丁目)を出て北口ロータリーの上を通り、北口の象徴とも言えるタワーマンションなどを結ぶ。
横浜市道路局が公募した歩道橋のネーミングライツは、資産活用の視点などから導入を決め、収入は維持管理費に充てられる。契約期間は2021年4月1日から2024年3月31日までの3年間となる。
地域貢献の一環
同社の創業は1986年。角田(つのだ)英規代表取締役によると、約35年の歴史の中で構築された自社施工管理体制で、教育訓練の行き届いた職人集団と経験豊富な社員が連携し、建築に関わる様々な要望に応え信頼を得てきたという。経営理念は「豊かな環境を創造し、社会に貢献する」。地域貢献の一環として長津田駅北口を中心に飲食店を数店舗展開している。
6年前から社の取組として継続して、長津田駅北口周辺をはじめ、歩道橋や公園などのごみ拾いを行っている同社の角田代表取締役は「弊社は駅までの距離も近く、雪の日には雪かきや融雪剤を使用した歩道の確保なども行ってきた。また、災害時には建築機械や救援工具・用具などを備蓄しているので、建設業ならではの活躍にも期待して頂きたい」と話す。
社内募集で決定
近隣歩道橋のネーミングライツ募集を知った同社はこれに応募。地域貢献の意識を高めてもらおうと考え全社員から愛称の案を集約したという。その上で決定したのは「マルサンスカイウォーク」。
角田代表取締役は「日本語にすると空の橋。長津田の新たな心臓部と駅を結ぶという意味ではイメージにぴったりだと思った。歩道橋に愛称が標示されたことで、地域の皆さんに丸産技研の活動などを知ってもらうきっかけになる。地域の連携が深まるきっかけにもなればと思っている」と期待を込めた。
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