緑区役所高齢・障害支援課はこのほど、区内の障害福祉事業所を紹介する冊子「ミドリビト」を初めて作成した。同課の米山のぞみさんは「事業所という場の活動内容や人を知ってもらうきっかけになれば」と話した。
障害のある人の活動や労働の場である障害福祉事業所。冊子には、区内の32施設を掲載している。米山さんは「生き生きと活動する人達を身近に感じてもらえたら。区内に数多くある活動の場を知ることができる一冊」と笑顔を見せた。
同冊子には、手作りの雑貨や焼きたてのパンなど、各事業所が作っている物や食べ物などがずらりと並ぶ。興味を持ってもらえるよう、写真をメインに大きく掲載していることも特徴だ。
製作は、NPO法人ぷかぷか アート屋わんど(霧が丘3の25の2の205)が協力している。同法人の魚住佐恵施設長は「生き生きと働いている障害福祉事業所の人達が作った物をどう伝えるか、どうしたら目を引いてもらえるかを考えた」と振り返った。
事業所の情報を詳しく知ることができるよう、各ページには、それぞれの事業所のHPなどに飛ぶ二次元コードが付いている。
また、区内の事業所の場所を示した地図も掲載。魚住施設長は「気になった施設があれば、是非、立ち寄ってもらえたらうれしい」と話した。
また、同冊子の随所に差し込まれたイラストは、同法人を利用する障害者約10人が描いているという。「デザインにもこだわり、手に取った人が幸せにな気持ちになってもらえる冊子になったと思う」と胸を張った。
冊子の中で紹介されているNPO法人ピネル友の会鴨居ピネル事業所(鴨居3の3の3安斉ビル2・3階)は、精神障害のある人が通所する作業所。「ひとりぼっちをなくそう」をスローガンとして、2005年にオープンした。
冊子では、同事業所の利用者が作っているクラフトテープのかごが紹介されている。同事業所の佐藤麻紀施設長は「地域の方に事業所のことを知ってもらえればうれしい。かごの販売も行っているので、気軽に立ち寄ってもらえたら」と呼びかけた。
同冊子は、緑区役所1階14番窓口で配布している。また、区内の各地域ケアプラザや障害福祉事業所に配架している。
また、同区役所のHPから同冊子を閲覧することも可能だ。
問い合わせは、同区役所同課【電話】045・930・2433へ。
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