東京五輪代表選考を兼ねた第105回日本陸上競技選手権大会が行われ、緑区出身で現在順天堂大学4年の泉谷駿介選手が6月27日、男子110ⅿハードルで13秒06の日本新記録で優勝した。東京五輪の日本代表に内定し、8日にオンライン会見に出席した。
山下小学校在学中にはサッカーを習っていたが「あまり好きではなかった」と話した泉谷選手。「先生に”足が速いから陸上やれば?”と勧められた」と当時を振り返る。
緑中から陸上部へ
緑が丘中学校で陸上部に入部。3年時には四種競技に取り組むも県大会出場は叶わなかったという。中学の後半から武相高校時代に体が大きくなり、筋肉もついてきたことから手ごたえを感じて八種競技への本格参戦を決意。3年の時に三段跳びと110ⅿハードルの神奈川県代表として出場した国民体育大会では、110ⅿハードルで13秒51の好タイムで3位入賞を果たしている。
順天堂大学では2018年の世界U20陸上競技選手権大会に出場したほか、同年に行われたU20日本陸上競技選手権大会ではU20のアジア新記録・日本新記録をマークし優勝している。
8日には同大学主催のオンライン会見に出席し、「初出場のオリンピックで、しっかり自分らしい走りができればいいと思う。シニアの世界大会は初なので自分の実力を測れる良い機会。決勝へ進んで、感動させる走りをしたい」と意気込みを話した。
地元横浜の子どもたちに対して「ハードルは腰までの高さがあるので、それをすれすれで飛び越えるアスリートの技術を見てほしい」とメッセージを送った。
また、陸上を始めた緑が丘中で陸上部顧問をしていた上田菊代さん(現・茅ケ崎中陸上部顧問)は、「素直で練習が大好きな選手だった。五輪代表に内定して周囲はメダル、メダルと言うと思うが、自分が立てた目標に向かって、五輪の舞台でもしっかり頑張ってほしい」と話した。
陸上男子110ⅿハードルは、8月3日に予選、4日に準決勝、5日に決勝が行われる。
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