動画の作り方を学ぶ団体「アップロードみどり2021」の代表を務める 石井 聡さん いぶき野在住 63歳
先を見据え、企てていく
○…趣味で作詞・作曲したCDの紹介をしたいと、地域で行われていた動画制作を学ぶ講座に飛び込んだ。現在は、学びを生かして緑区のことを紹介する動画の発信なども行っている。恩田川のカルガモの成長ストーリーや、岩川のホタルの紹介動画などを発信中だ。「動画で自分の伝えたいことを多くの人に届けたい」と仲間たちとは切磋琢磨し合い、日を重ねるごとにスキルは向上している。「緑区の魅力など、動画を通じて発信できる人が増えたらうれしい」と前を向いた。
○…化学にのめり込んだのは、高校時代の教諭の授業が面白かったことがきっかけだ。その後、大学院修了まで化学を学んだ。「学びを社会に生かしたい」と総合化学メーカーへ。30代の頃には、ヨーロッパのアイデアや技術を日本に紹介するため、ドイツに駐在していた経験もある。様々な国の人と仕事をする機会に恵まれ、時には意見がぶつかる時も。だが、逃げずに膝を突き合わせ、真摯に向き合う姿を貫き信頼を得てきた。
○…さだまさしの「精霊流し」に感銘を受け、高校時代にギターを始めた。今でも、地域のバザール会場で弾き語りを定期的に行っている。定年を間近に控え、「地域の活動にも力を入れていきたい」とにこり。「昭和の懐かしい歌を高齢者の前で披露するとか。色々と挑戦したい」と真っ直ぐに未来を描く。
○…また、長年の間、化学メーカーで働くなかで「地球環境問題」にも関心が高い。地球温暖化など大きく見える問題にも「子どもや孫を守るためにも何とかしないと」と意気込む。「まずは、小さな一歩から。地域で勉強会を開くなど、身近な人を巻き込んでいきたい」と語り、地域を舞台に果敢に挑戦していく未来を予感させてくれた。
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