東本郷小学校(堂腰康博校長)で9月20日、4年生がプロの和楽器奏者らの演奏を鑑賞する特別授業が実施された。これは、アーティストが学校に出向き、子どもたちに芸術文化に触れる機会を提供する「横浜市芸術文化教育プラットフォーム・学校プログラム」の一環。和楽器の演奏活動を行う「和楽団 煌」の石田真奈美さん、山水美樹さん、大野理津さんが来校し「箏と十七絃に親しもう!」と題して、和楽器やピアノの演奏などを披露した。
石田さんたちは、箏と十七絃の音の違いなどを紹介したほか、作曲家・宮城道雄が100年前に作ったとされる『瀬音』などさまざまな曲を実際に演奏。子どもたちは真剣に聞き入っていた。
『春の海』の演奏では、音楽を担当する同校の島田紫野教諭が鍵盤ハーモニカで演奏に加わり、美しい音色を披露。教室は大きな拍手に包まれた。
また『さくらさくら』の演奏では、子どもたちがリコーダーで石田さんらとの合奏に挑戦。ピアノを担当した大野さんは「とても心地良い演奏だった。これからもさまざまな楽器と楽しく合奏する時間を過ごしてください」と笑顔で話した。
さらに同校からのリクエスト曲として、人気ユニット「YOASOBI」の『アイドル』や、「黒うさP」の『千本桜』も披露。子どもにも人気の楽曲で、演奏中、身を乗り出して楽しんでいる児童の姿も見られた。子どもたちからは「和楽器が『千本桜』の雰囲気に合っていて、とても良かった」などの感想が聞かれた。
最後は石田さんらが同校校歌を演奏。子どもたちは音楽に合わせて一生懸命に歌い、貴重な体験を楽しんでいた。
趣に理解深めて
今回の授業は「子どもたちに本物の和楽器演奏を聞く機会をつくりたい」と、同校がこのプログラムに応募したことで実現した。
島田教諭は「座学だけでなく、生の演奏を聞く体験ができて良かった」、堂腰校長は「子どもたちは和楽器の面白さや趣をより理解し、親しみを持ったのではないかと思う」と話していた。
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