山下小学校地域防災拠点運営委員会(篠﨑慧委員長)は2月17日、山下地域交流センターで「令和5年度第2回実動訓練」を実施し、約40人の運営委員が参加した。
この日の訓練では、山下小学校4年2組の児童による防災に関する学習の発表が行われた。児童は、「食料や簡易トイレなどの備えが大切」「災害時の山下小学校の受入は100人程度。各地区の自治会館やここの交流センターが一時避難場所になるので活用できる」と発表したほか、自分にとって都合の悪い情報を過小評価してしまう認知の特性である正常性バイアスを紹介した上で、「『ちょっと揺れたけどまあ大丈夫だろう』ではなく、日頃から危機感を持って行動するようにしましょう」と訴えかけた。また、児童は学習内容をまとめた「4-2山下の地域を守り隊新聞」を作成。この新聞は今後、同地域内で回覧される予定だという。発表を行った山﨑成実さんと田邊ひなたさんは「災害が起きた時は避難をする時に大切な避難スイッチをみんなに呼びかけたい」「一時避難場所が家の近くにあるのを知らなかった」と話した。
続いて行われた研修では、認定NPO法人かながわ311ネットワークの伊藤朋子代表理事を講師に招き「地域防災拠点とは」をテーマに講話を行った。同地域防災拠点の鍵は誰が持っていてどこの門を開けるのかなどを確認。市の地域防災拠点開設・運営マニュアルは全ての拠点には当てはまらないので、必要な確認票などを事前に作成することなどが伊藤代表理事から提案されていた。
篠﨑委員長は「基本的な部分をお話しして頂き、委員たちは災害時に拠点では何が期待されているかを理解してくれたと思う。とても良い有意義な訓練だった」と満足気な表情で語った。
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