5月18日に区内でチャリティーコンサートを開く「横浜を緑区から元気にする会」の代表を務める 加藤 武さん 台村町在住 72歳
復興への願い、演奏に込め
○…「相手が喜んでくれることで、自分の喜びも生まれますよね」。能登半島地震の被災地復興のため、少しでも力になりたいと5月18日(土)、緑公会堂でチャリティーコンサート「黒沢賢吾with横浜龍(ヨコハマドラゴン)」を開催する。主催の「横浜を緑区から元気にする会」の代表であり、バンド「横浜龍」のリーダーとしてもメンバーをけん引する。当日はキーボード奏者として演奏を届ける。
○…台村町に生まれ育ち、通っていた中山小学校ではコントラバス、中山中学校ではトランペットに挑戦した。高校時代にはエレクトーンを習い始め「文化祭で演奏したい」とバンドを結成。キーボード担当として練習に打ち込んだ。「音楽って一人でやるより、アンサンブルを組むことで輪(和)ができるのが面白い」。音楽を通じ、仲間の大切さも学んだ。
○…大学卒業後は運送業を経験。その後、学生時代に静岡で出合った緑茶の美味しさが忘れられず、20代後半の頃、鴨居で茶や海苔の販売業を始めた。「『石の上にも三年』の思いで、必死に頑張った」と当時を懐古する。昨年4月には台村町に「かとう商店」を開業。茶や海苔の販売を続けている。
○…音楽活動にも力を入れており、2003年、カナダで開かれたディナーショーに出演。好評を博し、05年にもカナダで演奏を披露して観客を魅了した。それから火が付き、帰国後、音楽活動を続けながら60代で横浜龍を結成。昨年秋には地域の活性化を目的に「横浜を緑区から元気にする会」を立ち上げた。今後は音楽だけでなく「演劇などの公演も企画してみたい」。これからも、仲間や地域への感謝を胸に活動を続ける。「平和で楽しく生きていくには、人を思いやる気持ちがないとね」
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>
|
|
|
|
|
|