「命」を守る政治を 衆議院議員 みたに英弘
終戦の日にあたり、戦争でお亡くなりになられた方々に心より哀悼の誠を捧げるとともに、戦争の歴史を忘れず、今後同じことを繰り返さないことを誓います。
私にとっての終戦の日
8月15日。終戦の日は、私の大切な父親の誕生日でもあり、子どもの頃の父親との会話を思い出し、命の大切さを一層感じる日でもあります。
というのも、父親は海上自衛隊員で、P-3Cという対潜哨戒機のパイロットで、米ソが激しく対立する時代の中で、任務遂行中に飛行機が墜落して同僚が亡くなったり、自らもソ連の軍艦から砲塔を向けられて撃たれそうになったりなど、命の危険を感じる体験談を何度も話してくれました。普段口数の少ない父親だったこともあり、緊張しながらその話を聞いていたことを思い出します。
「自衛隊員の死」を身近に
さて、中国やロシア、北朝鮮に囲まれる我が国において安全保障環境がますます厳しくなることが想定される中、今後自衛隊員が自らの命を懸けざるを得ない事態となる可能性もゼロではありません。
しかし、だからこそ自分にしか果たせない役割があると考えています。幼少期から「自衛隊員の死」の痛みを身近なものと感じ、そういう事態を起こしてはならないと誰よりも強く願っているからこそ、これからも全力で「命」を守る政治活動をしていきたいと考えています。
生命の大切さは戦場に限らず
ただし「命」を守るという想いは安全保障に限った話ではありません。私たちの身近には、ネット犯罪などをはじめ若者をターゲットにする犯罪も横行しており、SNSでの誹謗中傷が行き過ぎた結果、多くの若者が心身を病んだり、自死を選ぶ人も少なくありません。また、心の殺人といわれる性暴力も増加の一途です。
こうした被害を少なくするため、これまで私は文部科学大臣政務官として、「生命の安全教育」を進めてまいりましたが、どの時代においても、子供をはじめ、次の世代を担う方々の命を守ることは大人の責務です。政治家として一人一人の「命」を守る政治を心掛け、今後も取り組んでまいります。
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