神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2024年8月15日 エリアトップへ

祭り支える 「地元っ子」 太鼓の伝統 次代につなぐ

文化

公開:2024年8月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
見事なバチさばきを見せる柏崎さん
見事なバチさばきを見せる柏崎さん

 8月2日・3日に行われた中山自治会の「中山町盆踊り大会」。連日、大勢の観客が訪れにぎわいを見せた。

 盆踊りに欠かせないのが、音頭を盛り上げる太鼓。中山自治会では叩き手を、子ども会から募集している。

 昨年は地元の中山小学校を通じて募集をかけたところ、30人くらいの応募があったそう。人数が多過ぎると櫓に上がれない人が出てしまうため、今年は人数を制限。小学6年生から大学3年生まで、15人が太鼓を担当した。本番までの練習は、太鼓だけで3回から4回。踊り手と合わせるのは2回ほどで本番を迎えた。それでも『炭坑節』や『緑区音頭』、『もしも明日が』などで見事な演奏を披露。盆踊りに華を添えた。

気付けば10年も

 小学生で叩き手を始めても、中学に入ると辞めてしまう人が多い中、大学や専門学校に進んでも参加し続けている人もいる。柏崎叶多(かなた)さん(19)もその一人だ。

 小学4年生の時から、太鼓の叩き手として盆踊りに参加してきた柏崎さん。「気が付けば10年目ですね」と笑う。もともと太鼓を叩くのが好きで、中学進学以降、創作和太鼓集団「打鼓音(だこおん)」のジュニアメンバーとして活動している。

 実家は地元のヘアーサロン。家業を継ぐため、現在は理美容の専門学校に通っている。学校の授業は多忙だが「町内の人にもお世話になったから」と、盆踊りには欠かさず参加。練習では、小学生の指導役も担っている。ただし再来年には就職が待つ。「自分が叩けるのは来年までかも知れないけど、太鼓の楽しさを感じて続けてくれる子どもが増えたらうれしい」と微笑む。

 中山自治会の古内敏子副会長は「次世代につなぐまちづくりを掲げる当自治会において、盆踊りの伝統を若い世代が受け継いでくれている。本当に感謝ですね」と話している。

太鼓の叩き手を担った今年のメンバー
太鼓の叩き手を担った今年のメンバー

安心安全の出産目指し51年 新横浜母と子の病院

産科・婦人科・内科・小児科・麻酔科 新横浜駅から無料シャトルバス有 045-472-2911

https://www.hahatoko.jp

<PR>

緑区版のローカルニュース最新6

相鉄、横浜駅西口を大規模再開発へ ムービル建て替えも

相鉄、横浜駅西口を大規模再開発へ ムービル建て替えも

構想発表、2040年代の実現目指す

9月17日

横浜市内でユニークな囲碁大会

横浜市内でユニークな囲碁大会

10月20日、レジェンドカップ

9月14日

横浜市商店街総連合会がPayPay使い広域プレミアム商品券 10月1日から販売

横浜市内商店街9店舗が高島屋で自慢の品販売

横浜市内商店街9店舗が高島屋で自慢の品販売

9月25日から催事「LOVE YOKOHAMA」

9月13日

自費出版無料相談会を開催

先着5人限定

自費出版無料相談会を開催

ベテランスタッフが応えます

9月12日

犯罪・事故発生状況

【Web限定記事】

犯罪・事故発生状況

緑警察署管内 8月29日〜9月4日

9月12日

あっとほーむデスク

  • 9月12日0:00更新

  • 9月5日0:00更新

  • 8月22日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

緑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook