「緑区内で優れた音楽に触れる機会を、また音楽を通じて区民相互のふれあいの場をつくろう」
1983年、そんな熱意のある区民約10人で「緑区民音楽祭実行委員会」が結成された。設立の翌年にはバイオリニストの千住真理子さんらによる「緑弦楽四重奏団」の演奏会を主催。以来、 定期的に緑区民音楽祭「ふれあいコンサート」を実施し、その数は141回に。昨年には結成40周年を迎えた。
地域の活性化につながるようにと、クラシックだけでなくアニメや童謡、歌謡曲など音楽ジャンルも拡大。過去には田中星児さんや由紀さおりさん、南こうせつさんらも出演している。地域の若手音楽家の発掘や支援を目的とした新人演奏会出演者オーディションなども定期的に開催。また、実行委員会として、フィリアホール(青葉区民文化センター)建設に関する横浜市への陳情や、緑公会堂へのグランドピアノ設置など、文化振興にも尽力してきたという。
新たなメンバーを
活動当初から参加し、現在は委員長を務めるのが、北八朔町在住の本渡文代さんだ。今も月1回定例会を開き、コンサートに向けた企画運営を進めている。ただ、最も多い時期で12人ほどいた実行委員も現在は6人。20代と50代が1人ずつで、4人が70代となっており、メンバーの拡充は喫緊の課題だ。
「優れた文化、音楽に触れられる機会は大変貴重。この先も若い世代に受け継いでいきたい」と本渡さんは話している。
次回は11月に
第142回緑区民音楽祭ふれあいコンサート「ドラマで綴(つづ)る名曲の情景」は、11月10日にみどりアートパーク(長津田2の1の3)で開催される。午後1時30分開場、午後2時開演。
コンサートチケットは現在、みどりアートパーク、三笠勉強堂、山響楽器中山店、カンフェティチケットセンター窓口やWebで購入が可能。
一般券1500円。学生券1000円(高校生以下)は、みどりアートパーク、カンフェティチケットセンターのみ販売。コンサートには、新人演奏会オーディションの受賞者らが出演。ミュージカルやオペラ、映画曲などを取り入れたプログラムが予定されている。問合せはみどりアートパーク【電話】045・986・2441。
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