横浜の夏を代表する「浜なし」「浜ぶどう」の品評会が8月20日、JA横浜中里支店で行われた。今年は市内農家から、なし79点、ぶどう14点が出品され、優秀賞5点、優良賞10点、良好賞14点が選ばれた。緑区からは吉濱環さん(北八朔町)と落合康裕さん(小山町)の幸水が優秀賞に選ばれ、さらに吉濱さんは横浜市長賞、落合さんは横浜市みどり環境局長賞にも輝いた。
当日は横浜市やJA横浜の職員らによる審査員が、それぞれの出品物を比較。大きさや形、糖度、色味等を加味して、順位付けを行った。
JA横浜果樹部の山本成樹部長は「今年は酷暑の影響で熟期の判断が難しかった」と振り返る。また、降雨量が少なく小玉傾向になったという。ただ、「日照時間が長くなったので糖度が高く、できあがりは上々」で、収穫量は例年並みとしている。
区内の優良賞、良好賞の入賞者は以下の通り(敬称略、カッコ内は住所と品種)【優良賞】吉濱環(幸水)、宮田吉秀(小山町・幸水)、菅沼三雄(北八朔町・幸水)【良好賞】前田昇平(北八朔町・幸水)、鳥山祐樹(小山町・幸水)、社会福祉法人ル・プリ(十日市場町・幸水)、河原賢一(いぶき野・凛夏)
宮田さん 市で立毛1位
品評会に先立ち、JA横浜果樹部による立毛品評会のナシの部が7月26日に実施され、小山町の宮田吉秀さんの果樹園が横浜市で1位を獲得。続く県でも3位入賞を果たした。
立毛品評会とは、各地区の優秀園を専門家が巡回し審査し、果樹の品質や農園の管理状況などを比較して総合的に評価するもの。45歳からナシ園を始めたという宮田さんは「第三者からの評価で自分のナシ作りが間違っていなかったと再認識でき、ほっとしている」と笑顔で話している。
浜なしは各地で直売もされているため、左記二次元コードから確認を。
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