横浜市中学総体・陸上競技の部が9月7日・8日に三ツ沢公園陸上競技場で開かれ、田奈中学校が女子総合と男女総合で優勝した。同校の男女総合優勝は6年ぶり17回目。特に女子は昨秋の市駅伝大会以降、市内の大会全てで総合優勝を果たした。顧問の田口裕二教諭は「強豪と呼ばれた田奈中陸上部復活の第一歩になれば」と手応えを感じている。
総合の順位は各種目ごとの入賞者の順位に伴い、1位に8点、8位に1点が入る仕組み。
田奈中学校女子は全11種目に選手が出場し、9種目で入賞、3種目で1位を獲得。2位に18点差をつける49点の高得点を挙げ、優勝を果たした。男子も14点を獲得し、男女総合でも63点の好成績で優勝の栄冠に輝いた。
女子躍進の中心となったのは5人の3年生だ。今夏の全日本中学校陸上競技選手権大会にも出場した柳琴都さんが女子800mで1位。同じく全中出場の片岡心さんが女子砲丸投げで2位に1m以上の差をつけ貫禄の1位。後藤瑠璃子さんも走り幅跳びで1位を獲得した。また主将でもある依田彩愛さんが1500mで4位。福丸結さんも四種競技で3位に入り、3年生全員が入賞した。
2021年に着任した田口教諭は、1998年から6連覇した際の陸上部顧問でもある。同部の黄金時代を知るだけに、21年入学の部員が3年生になる今年、男女総合優勝することを目標にしてきたという。昨年の市総体は男女総合で5位。1年を掛け練習を積み重ね、目標を達成した。田口教諭は「継続していくことで再び黄金時代が訪れるかも知れない。強豪の名を守り抜いてほしい」と話している。
なお、緑区では中山中学校が男女総合で3位。同校の岩間公紀さんが棒高跳で優勝を果たした。また、区内在住で緑が丘中学校の赤井遙斗さんが110mハードルで優勝。大会新記録を樹立し最優秀選手賞に輝いた。
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