今秋実施される可能性がある次期衆議院議員選挙で、神奈川8区(青葉区・緑区)では、立憲民主党の江田憲司氏(68)と自由民主党の三谷英弘氏(48)の現職2氏に加え、日本共産党の新人・飯田能生氏(62)が出馬準備を進めている=9月23日起稿。
現時点では他政党・団体に出馬の動きはない。2021年の前回衆院選は江田氏と三谷氏の与野党一騎打ちだったが、今回は飯田氏を含め3人で争う構図になりそうだ。
江田氏
前回は小選挙区で13万925票を得て、7選を果たした江田氏。最重要課題として物価高から国民生活を守ることを挙げ、「当分の間は消費税5%減税にし、特に食料品は0%にするべき」と訴える。その他、「自民党裏金議員に税金を払わせ、その温床となった資金集めパーティーや企業団体献金の全面禁止など、本気の政治改革を断行したい」と話す。
三谷氏
前回は11万7963票を獲得するも江田氏に敗れ、比例復活当選した三谷氏。政策としては「調査研究広報滞在費の全面公開と余剰分の国庫返納、政策活動費の全廃など、政治の信頼回復を進めていくことが大前提」とした上で、「厚生労働委員会の理事として持続可能な社会保障制度を作り、介護報酬の引き上げなど『人に優しい政治』を目指す」と話した。
飯田氏
2023年の横浜市会議員選挙に出馬した飯田氏は国政に舞台を移して挑戦。飯田氏は「今必要なのは防衛装備品の増強ではなく、円安による物価高の対策だ」と訴え、緊急物価対策として消費税5%減税を政策に掲げる。また、今夏の米不足を挙げ、「備蓄米を放出するなど何とかするのが政治。経済政策の失敗でもあり、食料自給率を上げるべきだ」と語った。
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