さいたま市消防局緑消防署の署員3人が9月25日、26日の2日間、横浜市消防局緑消防署や、鶴見水上消防出張所、横浜市民防災センターなどを視察した。これは、同じ「緑消防署」という名称の消防署を持つ縁から、両市の消防局が人事交流として実施したもの。両署は昨年から相互に連携・協力を進めている。
さいたま市側から視察に訪れたのは、田中智子さんと山口泰裕さん(いずれも消防司令)、消防副士長の水谷尚人さん。25日には長津田消防出張所の石田裕也所長の案内で、同出張所の訓練室など、さまざまな設備を見学した。
区内に4カ所ある消防出張所のうち唯一、長津田消防出張所には、区民らが防火に向けた講習などで利用できる「安全安心ステーション」や、地域住民らが緊急に避難を要する問題に直面した際、身を守るために駆け込む「緊急避難BOX」などが備え付けられている。3人は石田所長に質問を投げ掛けながら、それらの設備の説明にも熱心に聞き入っていた。
視察中、救急車や消防車が同所から地域に出場していく場面にも遭遇。軽自動車タイプの消防車が配置されているのを見て、水谷さんは「小さい車なら細い道でも走行しやすく事故防止にもつながる。小型の消防車を活用するのは良い取り組み」と語った。
また、山口さんは「消火用のホースの太さが両市で違うのが興味深い」、田中さんは「勤務体制などにも両市の違いがあり、驚いた。横浜市では若手署員に要求する水準が高いと感じた」と話していた。石田所長は「今後も両署で互いに手を組み高め合っていければ」と語った。
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