霧が丘4丁目自治会と同地域の防犯パトロール隊は10月15日、住民同士の懇親を兼ねた「お月見 防犯パトロール」を実施した。この日は中秋の名月のおよそ1カ月後で、満月になる手前の月を愛でる風習があるという「十三夜」にあたる。同隊が十三夜に「お月見 防犯パトロール」を行ったのは初めて。
月を楽しみながら、地域の安全を守る活動に取り組もうと、親子連れなど90人以上が協力。霧が池公園を出発し、玄関先にお月見の飾り付けを施した住宅数軒の前を回りながら、同町内にある夫婦坂公園まで歩いた。
住宅に展示された飾りの中には、ススキで制作されたフクロウや、合掌造りの家を象った精巧な作品などもあり、多くの人の注目を集めた。
また夫婦坂公園内には、水を張った黒いボウルを設置。水面に反射する月の光を楽しめるようにしたもので、参加者たちは「風流ですね」と話しながらお月見を楽しんでいた。最後にはお月見だんごの配布もあった。
参加した小学5年の男の子は「十三夜を初めて知ったので、勉強になった」、小学4年の女の子は「いろんな飾りがあって面白い。お月さまがきれいだった」と話した。
同隊の事務局長・田澤慶曉さんは「この取組はパトロールであり、地域の皆さんの親善のための活動でもある。たくさん参加してくれてうれしい。来年も実施するかも知れない」と話した。
昨年は十五夜で実施
同パトロール隊が初めて「お月見 防犯パトロール」を行ったのは昨年9月。日頃から隊の活動に参加している敦井(つるい)規代さんが同隊の創設20周年を機に提案したもので、中秋の名月が昇る夜(十五夜)に行われた。当日は親子連れ約90人が参加し、にぎわいを見せた。
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