10月26日(土)から11月10日(日)にかけて開催される「日本管楽合奏コンテスト」に、区内から田奈中学校吹奏楽部が中学生B部門で出場する。
1995年から毎年続く同コンテストは、音源による予選審査会を通過した強豪が一堂に会する全国大会。同部は2年連続で最優秀賞に輝いており、現在の3年生も「目指すは3年連続の最優秀賞」と意気込んでいる。
今年の演奏曲は『スペイン狂詩曲』第1番と4番。9月に行われた東関東吹奏楽コンクールでも演奏した曲だ。同大会では金賞を目指したものの、惜しくも銀賞に。クラリネットを担当する部長の森田しずくさんは「大きな舞台に緊張して、ずれが生じてしまった。周りのレベルも高かった」と振り返る。
全国管楽合奏コンテストは10月に行われることから、出場すると3年生の引退時期が遅くなる。そのため同部では、東関東大会後に3年生に出場の意思を確認するのが通例だ。例年、出場に難色を示す部員が数人出るというが、今年は全員が力強く出場の意思を示した。「誰一人引退しなかった代は珍しい」と外部顧問の滝野恵子さんは目を細める。
ただ、受験を控える3年生は塾などもあり、全員が集合できる機会は数回しかない。練習できない分、音源などを聞きイメージトレーニングを続けているそうだ。部長の森田さんとトランペットを担当する副部長の内山楓花さんは、1年時から同コンテストに出場中。「3度目の最優秀賞を狙えるのは幸せ。今度の大会が3年生にとっては中学校での最後の大会。良い結果で終わりたい」と言葉に力を込める。
同部の出演は10月26日、会場は文京シビックホール大ホールだ。
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