本紙は新春にあたり、緑区の名取正彦区長にインタビューを行った。新たな年に対する抱負と、具体的な取り組みについて語ってもらった。(聞き手/本紙・緑区編集室 金子桃代)
――新たな年を迎えました。まずは昨年の振り返りをお願いします。
「新年あけましておめでとうございます。昨年は緑区役所の耐震補強工事で仮設庁舎と本庁舎にわかれての業務となり、皆様には大変ご不便をおかけいたしております。いよいよ今年5月には新しい庁舎が公会堂とあわせてリニューアル・オープンする予定です。職員一同、引き続きより一層の丁寧なご説明、ご案内に努めていきますのでもうしばらくの間、ご理解、ご協力をお願いいたします。 また昨年は、まちの魅力発信を重点課題にウォーキングマップの作成や緑区遺産、スマートイルミネーションなどに取り組みました。特に次世代を担う子どもたちには、この街の人々が大切にしてきたまちの魅力を伝えていきたいという思いが強く、力を入れてきました。イベントなどを通じ、子どもたちの瞳がキラキラと輝くのを見るたび、こうした取り組みの大切さを実感しております」
――今年、特に注目すべき取り組みは?
「昨年9月に素案を公表した地域福祉保健計画『第3期みどりのわ・ささえ愛プラン』がいよいよ、4月からスタートします。ご高齢の単身世帯の増加などが今後ますます増えていく状況を踏まえ、孤立せずにどう地域と接点を持って暮らしていくかなどについて各地区の皆さんによる議論が行われ、『近所同士の挨拶』や『地域活動への参加』などを大切にしていこうという目標を盛り込みました。福祉保健の方向性を決めるものではありますが、これは今後のまちづくりの”ソフト面”を方向付ける内容になったと思っています。これらを踏まえ、地域の皆さんをはじめ、区社協や地域ケアプラザとも協力し、具体的な取り組みを進めていければと思います」
――3年後には緑区制50周年を迎えますが、今年はどのような年にしたいとお考えですか?
「はい。今年はそういう意味でも大切な準備の年となります。昨年は50周年を見据えて考えを巡らせてきましたが、今年はいよいよ、具体的にどのような取り組みを盛り込むか、皆さんとの交流や意見交換の中でいただいたお声をもとに、具体化に向け動き出す年であると感じています。
先ほどもお話しましたが、やはり次世代にこのまちの魅力をどのように伝え受け継いでいくのかが重要になってくるように思います。子どもたちがのびのびと、いきいきと誇りを持って住み続けられる緑区を、そしてこれまで多くの方が大切にしてこられた伝統をしっかりリレーしていきたい。皆様と意見交換を続けながら、しっかりと形にする土台作りをしていきたいと思います」
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