皇帝ダリア 今秋区内に咲き誇る 区民団体が200本植栽
港北区を花いっぱいに―。
「よこはま緑の推進団体港北区連絡会」(直吉巳城央(みきお)会長)が区内を緑化させるため、皇帝ダリアを咲かせる取り組みを進めている。26日には港北土木事務所で、30の賛同団体が参加し、苗の配布と育て方の講習会が行われた。
同会は1996年に設立。地域での自主的な緑化活動による、まちづくりを進めてきた。現在公園愛護会など76団体約800人が登録し、協力して活動を続けている。
皇帝ダリアの植栽は3年前にスタート。同会に登録する「お花畑の会」が、妙蓮寺近くのマンション敷地内に植えたところ、その美しさが地域住民に好評を得たことがきっかけだ。直吉会長は「開花を迎える秋には、高さがおよそ4mにもなり、圧倒的な美しさがある。また、数を増やしやすい性質もある」と”ダリア植栽の利点”を挙げる。
「2011皇帝ダリアを咲かせようin港北 キックオフ式」が港北土木事務所で26日、開催された。約30の賛同団体と共に、区内の公園や商店街の花壇など44か所に200本の皇帝ダリアの苗を植える予定だ。昨年も同様のイベントを開催しており、秋には区内35か所の公園や花壇で100本以上の皇帝ダリアが花を咲かせた実績を持つ。
「みどりアップ」の一役担う
同会は港北区が今年度から推進する脱温暖化を促す取り組み「みどりアップ」事業の役割も担っている。以前から区内各所で行ってきた花や緑の活動が区役所から評価され、同会に声がかかった形だ。
11月には「皇帝ダリア見学ツアー」も予定されている。「皆様の自宅近くの公園や花壇に咲く皇帝ダリアを楽しみにしていただきたい」と直吉会長は笑顔で語った。
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