意見広告・議会報告
県政報告 88 「黒岩県政元年」スタート 県議会議員民主党・かながわクラブはかりや珠江
大倉山梅林の梅も、かわいい花をつけはじめました。寒さの厳しい日は残るものの、ひと雨ごとに春が近づいてくる気がします。
今回は、2月14日からスタートした県議会第1回定例会についてお伝えします。この議会では主に24年度予算や条例の改正などの審議が行われます。
*かながわグランドデザイン
「黒岩県政元年」と言われる今年は、県政の設計図である総合計画の改定が行われます。したがって今回の予算は、知事が目指す「いのち輝くマグネット神奈川」実現に向けた第1歩を記す本格予算。知事のカラーが色濃く出ています。では実際どのような課題に力を注いでいくのでしょうか。
*エネルギーと災害対策
第1にあげられているのが「エネルギー政策の転換」です。住宅用太陽光発電やメガソーラーの設置を進めると同時に、小水力や風力などの再生可能エネルギーを活用する「創エネ」をはじめ「省エネ」「蓄エネ」の3つを中心に据えて、「スマートエネルギー構想」を進め、合わせてエネルギー関連産業を育成していく考えです。
第2は、災害対策の強化です。東日本大震災により明らかとなった「弱点」を補強し、災害時の被害を最小化する「減災」を基本に、より災害に強く安全で安心なまちづくりを進める方針です。
*いのちを輝かせる
第3は、いのちが輝き誰もが自分らしく暮らせる社会づくりです。現在策定作業を進めている「医療のグランドデザイン」に基づいて保健・医療体制を整備することや、病気にならない健康づくりのために「医食農同源の推進」などを掲げています。
第4は、次世代を担う心豊かな人づくりです。その取組みの一つに、発達障害や知的障害などのある子どもやひきこもりなど、自立に課題を抱える若者に対する総合相談の実施があります。様々な要因が重なって解決が困難な状況が続いていました。私も改善を訴えてきた課題なので、成果が上がるよう注視していきたいと思います。
第5は、人を引きつける魅力ある地域づくりです。県内外からたくさんの方が訪れてもらえるよう、観光資源や文化資源を活用し、地域を活性化していくというもの。昨年オープンした「神奈川芸術劇場」についてはまだ知名度が低く、集客力も弱いため工夫と改善が求められます。宝の持ちぐされにならないように必要な指摘をしていきたいと思います。
このほか、中小企業の支援や、「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略特区」の形成に向けた取組みなどが挙げられています。
財政状況の厳しさを克服するためにも、産業の活性化は欠くことができません。
施策の充実に向け、しっかりと審議をして参ります。
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