衆議院選挙神奈川7区 鈴木氏返り咲き 首藤氏 比例も当選ならず
第46回衆議院選挙で神奈川7区(港北区・都筑区)は、自民党公認の鈴木馨祐氏が10万5920票を獲得し、勝利した。民主党公認の首藤信彦氏は重複した比例区でも当選できなかった。みんなの党公認の田中朝子氏、日本未来の党公認の山崎誠氏、共産党公認の比嘉常一氏も及ばなかった。
神奈川7区の選挙戦は、元職の鈴木氏と前職の首藤氏が2009年の前衆院選に続いて二度目の戦いに、新人の田中氏、比嘉氏、8区(青葉・緑)で活動を続けていた前職の山崎氏が参戦したことで、混沌とした形になった。
鈴木氏は、前衆院選で約11万票を獲得しながらも落選。その後、無党派層も視野に入れながら自らの政策を訴えてきた。民主党による政権運営に国民の不満が高まっていく中、支持を拡大、2回目の当選を果たした。鈴木氏は「3年前は自民党のあり方が問われ、自分の力不足も痛感した。その後、地域住民の力をもらいながら課題と向き合ってきた。多くの支援を受けてきたが、自民党はもっと変わっていかなければいけない。今後は、外交・経済・震災からの復興を3本柱に据えて、しっかりと活動をしていきたい」と話した。
一方4期目を狙った首藤氏は、「3・11」以後立ち上がった「原発事故収束対策プロジェクトチーム」の副座長に就任したこともあり、選挙戦では脱原発を訴えたほか、危機管理の専門家でもあることから外交・安全保障での実績などをアピールしてきた。しかし民主党への逆風は予想以上で議席を守ることができなかった。
田中氏は元・杉並区議会議員の経歴を生かし、11年に7区みんなの党支部長に就任。脱原発、TPP推進などの政策を訴え続けていた。日本維新の会の推薦も受け、鈴木氏に続いて小選挙区では2位となる票を獲得したが、届かなかった。
山崎氏は解散直前に民主党を離党し、脱原発を実現しようと、みどりの風に合流。当初は比例南関東へ回る道も模索したが、「卒原発」を旗印に掲げた日本未来の党へ入党後、党の意向により急きょ、7区での出馬となった。しかし、立ち上がったばかりの党の浸透度が深まらず、及ばなかった。
二回目の衆院選挑戦となった比嘉氏は消費税増税ストップ、正社員雇用促進を訴えたが及ばなかった。
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