長年続けてこられたのも、家族や仲間の支えがあったから--。
菊名在住の高橋光也さんが先ごろ、神奈川県による「平成24年度犯罪のない安全・安心まちづくり功労者表彰・奨励賞」で功労者表彰を受賞した。
高橋さんは27年前、「地元菊名地区を中心とした区内の犯罪を減らしたい」との思いから港北防犯指導員会に入会。同会会長に就任して10年以上経過するが、当初の思いは今も変わっていないという。活動内容は、通称「青パト」に乗車して区内を定期的にパトロール。そのほか、警察・行政・連合町内会などと連携し、犯罪多発地区などに焦点を絞った効果的な啓発キャンペーンを実施するほか、県警と協働でひったくり防止活動を行い発生件数の減少に貢献してきた。今回の受賞はそうした活動が評価された。
「地道な活動ですが、犯罪抑止に努めてきた結果だと思うので嬉しい」と、笑顔を見せる。現在は個別訪問で防犯に対する啓発チラシを配布する新しい取り組みを計画中。今後も地域の犯罪撲滅に力を注いでいく考えという。
同表彰は、県が推奨する「安全で安心なかながわの実現」に向け、特に功績が認められた人物や団体を表彰するもの。
県からの表彰は2005年度に始まったが、功労賞表彰を区内の個人・団体が受賞するのは今回が初めてのこととなる。
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