大倉山地区連合町会(飯山精三会長)により制作されたDVD「大倉山夢まちづくり」が港北区役所や地元の小中学校へ配布・寄贈され、近年の大倉山の歴史や街づくりをたどる、貴重な資料となっている。制作の中心を担っていた、同連合町内会の飯山会長は「太尾」から「大倉山」へと町名も変更されるなど、大倉山の街の変遷を知る人が若い世代には少ないことや、自分たちの今までの活動のプロセスを広く地域の人に知ってもらい次世代へつなげたいという思いから、映像作品の制作を決めたという。「記念誌ではなく、映像の記録にしたのは若い人にも興味を持ってもらいやすいと考えたから」。構想は地区連町の役員の間で2017年頃からあり、1年間の行事すべての撮影・編集を経て、今年1月に完成した。
撮影は、このDVD制作に強い思い入れを持っていた、故・植木貞雄大倉山夢まちづくり実行委員会代表が、同じ町内に住む映像クリエイターの藤川真臣さんに依頼し、17年から一年を通して、地域活動の撮影開始。18年にはその内容を「街づくり編」「防犯・防災編」「社会福祉編」の大きく3つにまとめ、編集。街づくりに携わった住民のインタビューを加え、約30分の映像作品に仕上げた。同連合町会や大倉山地区社協が母体となっている夢まちづくり実行委や、太尾防犯拠点センターの成り立ちと役割、恒例行事として定着した桜まつりのはじまりなど、今の大倉山が映像で解説された、非常に珍しい映像の「郷土史」となっている。
完成したDVDは、大倉山記念館内の大倉山精神文化研究所附属図書館で貸出可能。動画のダイジェスト版は、YouTubeでも閲覧できる(大倉山夢まちづくり2019で検索)。
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