横浜市は6月14日、綱島地区センターで綱島東一丁目地区の都市計画変更に関して、「都市計画市素案説明会」を開催した。市の説明に対し、参加者からは活発に質問が飛び議論が交わされた。住民と一体となった新しい街づくりが期待される。
東急新横浜線の新綱島駅(仮称)の整備が予定されている同地区。市街地再開発事業に合わせた、新たな土地区画整理事業が推進されており、このたび、地区計画や用途地域等の変更などについての都市計画市素案が示された。
今回の素案では【1】地区計画【2】道路【3】用途地域【4】高度地区【5】防火地域及び準防火地域【6】緑化地域――の6点の変更が提示された。
【1】では、新駅周辺のにぎわいの創出を目的に、商業施設の誘致などが地区施設の整備の方針として掲げられた。【2】では、利便性向上のための新たなタクシー等乗降場の配置に向けて周辺道路の幅員が広げられる。
そのほか、駅前にバリアフリーに配慮した安全な歩行者通路の整備や、現在渋滞が問題視されている駅周辺のバスの動線の再整備なども示された。
住民と一体となって
説明会には48人の地域住民が参加。質疑応答では多くの質問・意見が出るなど、街づくりへの関心の高さをうかがわせた。なかでもバス路線の再整備に関しては、より詳細な説明を求める声や効果を疑問視する声があがり、市も細かい図を提示するなど丁寧に説明し、渋滞解消や安全面の確保に向け、慎重に精査し進めていく姿勢を見せた。
綱島駅東口周辺開発事務所の中里浩一郎所長は、「まちの声は大切。街づくりへの多くの期待を感じる」と述べ、「丁寧な説明で住民とのキャッチボールを通し、一体となって開発を進めていきたい」と今後への意気込みを見せた。
今回示された素案は公聴会(公述申出があった場合)と計4週間の縦覧期間、市での審議会を経て告示される。
都市計画及び事業内容についての問い合わせは綱島駅東口周辺開発事務所【電話】045・531・9603へ。
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