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港北区版 公開:2020年3月5日 エリアトップへ

港北区民ミュージカルの代表を務める 水野 次郎さん 日吉本町在住 88歳

公開:2020年3月5日

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水野 次郎さん

良縁が幸運を呼ぶ

 ○…地域の技術や伝統を音楽を通して触れ合えるようにと、2003年「市民がやる演劇」をテーマに劇団を結成した。参加者は年々増加。児童から80代まで老若男女が出演し、昨年の公演では、通算800人に到達した。「お客さんも多く集まるようになった。地域に根付いてきたと実感している」と微笑む。

 ○…大学卒業後、空調機器を扱う会社に就職。戦後の産業界で当時の先端技術の開発にあたった。飲食店や大規模施設をはじめ、皇室に製品を納品したこともあるという。「新業界の開拓に参加することができてよかった」と当時を回想する。仕事の傍ら、神奈川県の行政機関の委員も歴任。新幹線開通時は、新横浜の街づくりに関わり、”音楽の街”にしようとアリーナの誘致などにも携わった。「港北区は魅力ある街。芸術の中心地にしたい」とモチベーションは衰えない。

 ○…名古屋出身。戦争も経験し、戦後間もない頃には「焼け跡で野球をしていた」という。同い年の同胞には、海部俊樹元首相がいた。弁論大会で何度も顔を合わせる仲で「いつも自分が2位で彼が1位」と苦笑い。25歳の頃に最初で最後の勝利を掴んだのは今でも語り草だ。県政のOB会など、多忙な日々の息抜きは書道。5年前に始め「無心になれるのが楽しい」とすっかり魅せられた。自室には所狭しと作品が飾られている。

 ○…今年で18年目を迎えるミュージカル。最近では団員の子どもが参加することも。「参加者の成長した姿を見られると嬉しいね」と笑顔を見せる。自身の半生を振り返り思うのは”良縁が幸運を呼ぶ”。「多くの人との出会いが人生を豊かにしてくれた。多世代が集まる場として、人とのつながりを感じられる場としてあり続けたい」

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