東急電鉄株式会社は、綱島地区に開業する「東急新横浜線」の仮称”新綱島駅”の駅名を募集している。新路線の開業は2022年度下期を予定。より快適な交通網の形成や沿線地域間の連携・活性化が期待される。担当者は「地域の皆様に、永く愛される駅名を付けていただければ」と話している。
再来年開業予定
相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅から新横浜を経由し、東急東横線・目黒線日吉駅までをつなぐ相鉄・東急直通線。それに伴い新設される新横浜駅(仮称)から日吉駅までの区間が「東急新横浜線」となる。同線の開通により、相鉄線と東急線の相互直通運転が可能となり、特に沿線エリアから都内への移動に伴う所要時間や乗り換え回数の減少が見込まれる。また東海道新幹線の停車駅である新横浜駅付近への新駅の設置で新幹線へのアクセスも大幅に向上。東急電鉄(株)鉄道事業本部技術戦略部技術企画課の須藤主事は「広域鉄道ネットワークの形成で、地域間の連携や活性化が図られます」と話している。
同区間で新横浜と日吉の2駅を結ぶのが綱島に開業する新駅だ。綱島東一丁目地区において2013年から工事がスタートし、駅延長240mの地下駅となる予定。現在は仮称の”新綱島駅”と呼ばれるが、「街の顔となる駅の新設に際し、地域から広く親しまれる駅名にすべき」と駅名の公募を決定した。
応募資格は港北区在住・在職・在学の人で、期間は9月6日まで。新規性を表現した「新綱島」、位置や地名を表現した「東綱島」の2候補を選択するか、自由な駅名(綱島駅以外)を応募できる(一人1駅名まで)。8月20日時点で700件以上の応募が届いているという。
一体感ある街へ
「新駅の名称に地域の声が反映されるのはありがたいこと」と話すのは綱島商店街連合会の中森伸明会長。一方、新駅に合わせた駅周辺の開発も進む予定だが「開発事業等とうまく調和して進むのか不安な部分も」と懸念も覗かせた。「駅を隔てて東西に分断しないよう、一体感ある街づくりをしていきたい」
須藤主事は「地域の皆様には多大なご協力を頂いており、心から感謝を申し上げる。新駅を地域の皆様に愛されるものにしていきたい。ぜひたくさんの応募を」と呼びかけている。
応募はWEB上の専用サイトで行うか、ハガキで。問合せは【メール】tokyu_ekimei_bosyu@tkk.tokyu.co.jpへ。
応募サイトは以下【URL】https://www.tokyu.co.jp/railway/ekimei_bosyu/
港北区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|