学校法人高木学園英理女子学院高等学校(菊名)の松岡芽依さん(3年)の作成した「タバコポイ捨て禁止」啓発ポスターが、東急東横線菊名駅西口に4月末から掲示されている。これは、同校のiグローバル部の持続可能な開発目標「SDGs」への取組みの一環。同校の志村穣教諭は「生徒一人ひとりが自分ごととして『SDGs』をとらえ、どう行動していくかを考えてきた」と話す。松岡さんは、自ら作成したポスターでの啓発を区に提案した。
1年時からタバコの害などをテーマに横浜駅周辺でタバコのポイ捨て箇所を調査し、側溝に多く捨てられている現状を把握した松岡さん。「タバコの成分は自然に還らないものも多いということを理科の先生と一緒に調べた。側溝に捨てられたタバコが、環境に悪影響を与えるという、デザインのアイデアが浮かびました」。そんなタイミングで通学で利用する菊名駅に、ポイ捨て禁止を啓発する区の横断幕が掲出されているのを発見。港北区役所に横断幕の横に自分の作ったポスターも掲示させてもらえないかと直接打診した。区の地域振興課によれば、掲出場所は特にポイ捨ての苦情が多い地域だという。「デザインの評判もよく、すぐ掲出することが決まりました」(区担当者)。松岡さんは「断られる想定だったが熱心に聞いて頂いて嬉しかった。ポイ捨ての抑止になり、よりよいまちづくりの一助になれば。まちづくりに携わるのが将来の夢なので」と喜びを語った。
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