心停止に突然なった人の心臓を電気ショックで正常な拍動に戻すためのAED(自動体外式除細動器)。機器の使い方を学ぼうと、第一生命保険(株)の菊名営業オフィスの社員約20人が6月17日、神奈川県赤十字血液センターで講習を受けた。
講習は、同オフィスが「日頃お客様と接する中で、もしもの時に使用できれば役立つはず」と、赤十字血液センターの協力で実施した。指導した同センターの田中真人さんらから、心臓マッサージ(胸骨圧迫)やAEDの使用方法を学んだ。
社員は2人1組で人形を使い、第一発見時の状態確認から協力者の要請、呼吸がない場合に行う胸骨圧迫と人工呼吸、AEDの使用まで一連の流れを練習。正しい順序で行わないと機器が次に進まないことから、田中さんは「重要なのはAEDの音声を落ち着いて聞き、その通りにやること」と強調。また電気ショック時以外はなるべく圧迫が中断しないように行うことが大切として、絶え間なく行うコツなどを伝えていた。
第一生命保険(株)オフィス長の柳礼代さんは「AEDは街中にあるが触れたことはなかった。音声の通りにやれば良いとは知らなかったので、誰もが使えるように知ってもらうべきだと思った」と話した。
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