日吉商店街の有志らは6月28日、関東労災病院(川崎市中原区)へ医療従事者への支援として物資の差し入れを行った。
発起人は、日吉でハンバーガーショップを営む阿部和彦さん。昨年のクリスマスに「コロナ禍で大変な思いをしている医療従事者の方々を元気づけたい」と、商店街のメンバーに呼びかけ、昭和大学北部病院(都筑区)に差し入れを行った。
今回は、その時のメンバーのひとり・辻健一郎さんが経営するジムに、関東労災病院の看護師が通っていたのがきっかけという。「激務で疲労を抱えてジムに。一時のリフレッシュの後、再び仕事に戻っていく姿を目の当たりにして、何か支えになりたい」と2回目の支援を企画した。
「少しでも元気に職務に励んでもらえるように」と、当日はお菓子や飲料水などを運び込んだ。また、辻さんが仕事で取引のある企業からは、疲労回復器具の寄贈もあったという。「支援のことを知ったジムの会員さんも寄付をしてくれたり。地域の人々の応援の気持ちが形になった」と辻さんは話す。
「同病院は日吉地域の健康を支える重要な拠点の一つ」と阿部さん。メンバーの中にも救急搬送や出産を同病院で経験した人もいると言い「恩返しになったら嬉しい」と笑顔を見せる。今後に向けても、「支援したくても個人では中々難しい。これからも支援の機会があれば活動していきたい」と意気込みを語った。
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