「グリーンコーポ篠原 花と緑の会」の会長を務める 西山 賢一さん 篠原町在住 74歳
地域活動が「健康」の秘訣
○…「グリーンコーポ篠原 花と緑の会」は市内で約800団体が登録している、よこはま緑の推進団体の中で最優秀活動賞を受賞した。多くの市民の目を楽しませる、地域と連携する――などの花壇整備・緑化活動に継続的かつ積極的に取り組んでいる団体が毎年表彰される。「今回は港北区連絡会の会長推薦をいただいて。しかも最優秀となり大変光栄です」と柔和な笑顔で語る。活動方針は「できる時にできる人がやる」。メンバーを固定せず、いつでも誰でも参加できるのが継続の秘訣だという。
○…区役所と連携して健康づくりを行う保健活動推進員になったことが、地域デビューのきっかけ。「50歳になった時、妻に定年後の生活について聞かれたけど、何も考えてなくて。翌年、自治会から誘いを受けてやってみようと思ったのは、それがあったから」と感謝を口にする。活動を通して人間関係が広がり、その中で「花と緑の会」の設立メンバーに。「今は難しいが、花壇の整備の後に皆でお茶を飲んでおしゃべりしたり。健康の秘訣は、地域での人との関わりだと思う」
○…金沢八景生まれ。子ども時代から地図を眺めてはその土地を想像するのが好きだった。「好きこそものの上手なれ」と地図作成の老舗会社に入社し定年まで勤め上げ、「地図を読む力」は保健活動推進員の活動の一つ、ウォーキングコース作成に生かされた。今では、メンバーにその手法を伝授している。
○…妻も「まちの先生」として区内外で高齢者向けの健康体操を教えており、その中でウォーキング企画を手伝うことも。さりげない関わり合いに理想の夫婦像が垣間見える。今後は地域のつながりの輪に、若い世代も巻き込んでいきたいと力を込めた。
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