太陽光発電事業を行う株式会社横浜環境デザイン(新横浜)は、太陽光を活用して「エコで災害に強い地域づくり」に取り組んでいる。
同社が推進する2つのプロジェクトが、「LED'S」と「おひさまおすそ分けプロジェクト」。前者は福岡県の株式会社アズマが考案した取組みで、太陽光発電とポータブル蓄電池を無償で提供し事業所での使用電力の発電源を太陽光に置換するもの。電力が不足した際も、同社が太陽光で発電した電力で賄うため、実質再生可能エネルギー100%での運用を実現できる。また、発電・供給・消費がすべて神奈川県の企業で構成されるため「エネルギーの地産地消」にもつながる。
ここで発電した電力を地域に還元するのが後者。蓄電池に電気を貯めることで、災害時にスマホの充電など「地域の非常電源スポット」として機能し、災害に強いまちづくりにも貢献できる。
1998年の創業以来、太陽光発電事業を担ってきた同社。昨今のSDGsや環境問題への機運の高まりを受け、「私たちがやらずに、誰がやるんだ」(総合企画部・鈴木貴大さん)と、およそ1年前に今回のプロジェクトの構想がスタートした。昨年8月には瀬谷区、今月には都筑区の事業所で取組みが実現している。
横浜市が掲げる2050年までの脱炭素化「Zero Carbon Yokohama」の実現にも寄与できるはずといい、「神奈川・横浜の企業として、一つでも多くの屋根にソーラーパネルが付くように貢献していきたい」と使命感を口にした。
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