5月27日―29日、新羽町でスカッシュの国際大会を開催した 渡辺 祥広さん 泉区在住 52歳
スカッシュに魅せられて
○…2年続きのコロナ禍の中、ついに海外のプロを招いてのスカッシュの国際大会を自らの運営するスカッシュコートで開催。「この2年は国内選手のみの大会。感慨深い」と振り返る。(公社)日本スカッシュ協会理事でもあり、以前はコートの運営と並行して年間20回ほど大会を主催し、全国を飛び回る生活だった。「スカッシュと出合い30年。業界のため、今後も後進育成に努めたい」と力を込める。
○…鶴見区出身。小学校から高校までは野球一筋。体育教師を目指して日本体育大学に進学し、そこで出合ったのがスカッシュだった。「最初はうまくプレーできなくて。でも生来の負けず嫌いもあり、次第に練習場でアルバイトするほどハマっていった」。大学1年でジャパンジュニア優勝(U19)、4年で全日本学生選手権優勝など実績を積み、1994年にはスカッシュ発祥の地、英国へ武者修行に。帰国後は、プロとなり、全日本選手権通算7回優勝、日本代表としてアジア競技大会ベスト8などの輝かしい結果を残した。
○…大学生の長女、妻との3人家族。「いつも応援してくれてありがたい」とはにかんだ笑顔を見せる。家族でのレジャーは、もっぱら野球観戦だとか。「母娘で野球オタク。自分も好きなので、高校から社会人まで色々見に行きますよ」
○…引退後は、日本でもっと競技を広めようと、国内では稀な専用コートの運営に着手。「挑戦の連続なのでポジティブと思われているが、実は心配性。でも外に出たら皆と楽しみ、それを力に変えている」。スカッシュは俊敏な動きが求められるので、日本人に合っているとも。今後は次世代育成で競技人口を増やし、プロ選手への道を応援していきたいと目標を見据えた。
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