「コスモス畑」(尾出清和会長)は、新羽町で地域の子どもたちに収穫を体験してもらうなど、野菜栽培を通した地域福祉への貢献を行う団体。同会が活動費に充てるため余剰野菜を販売する「新羽市」が、この4月からはさらに障害者地域作業所等ともコラボレーションし、新たな広がりを見せている。
ひっとプランきっかけに
活動の発端は、新羽地区社会福祉協議会で進めていた、地域福祉保健計画「ひっとプラン港北」の地区計画。地域福祉保健計画とは、地域住民と関係団体、行政、事業者が連携して地域の福祉保健課題の解決に取り組み、助け合いや支えあいのある地域づくりを進める計画で、健康づくり部会の活動の一環として野菜栽培が始まった。
同部会の野菜栽培は地域福祉への貢献を目的とし、地域の学童や保育園に声をかけ、じゃがいもやさつまいも堀りなどの収穫体験を行ったり、作物がたくさんできた時には各施設に寄付したりもしてきた。
2021年度からは活動内容は変えず、市民団体として独立。新たなメンバーも加わり、約10人で週1回、草むしりや収穫・植え付け作業などを行っている。会員の一人、楠本アキさんは「園児たちが畑に来て、触れ合いがあるのが何より楽しく、やりがい」、西区から友人の誘いで参加する土屋芳史さんは「一年かけて作物について色々学んだが、土いじりは面白い」と活動の喜びを語る。
毎月28日に新羽市
月に一度、28日に開かれる「新羽市」が始まったのは昨年11月。これまでのようにひっとプラン港北の活動費はないため、畑の使用料や農作物の種代、肥料、耕運機のガソリン代などをねん出するため、余剰作物の販売を企画したという。「コロナ禍で少なくなった交流の場にもなる。野菜は一袋100円を基本に販売し、会場は地域ケアプラザの一角を借りられるか施設に相談しました」と尾出会長。新羽地域ケアプラザの水村志津子所長は「地域福祉への寄与として近所の人と触れ合う機会の創出を考えて頂いたのがよかった。会場は屋外なので、コロナ禍でも開催可能と判断した」と話す。この企画が非常に好評だったため、定期化することとなり、さらにメンバーの発案で、コロナ禍で作製物の販売場所が少なくなっている障害者地域作業所等と一緒に販売をすることになった。
水村所長は「作業所と畑の活動グループとのコラボは区内でもユニークな取組みなのでは。参加した作業所の方からも喜びの声を頂いている。これからも活動を応援していければ」と今後の活動に期待を込めた。
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