相鉄・東急直通線の開業を目指し工事が進められている新綱島駅の現場見学会が6月4日、実施された。整備主体である独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構東京支社の綱島鉄道建設所が主催した。見学会は、地域住民に新駅開設に関する理解を深めてもらうため、定期的に開催されている。
当日は、綱島西にある綱島鉄道建設所に希望者約20人が集合。事前に工事の概要説明を聞いた後、見学時の安全のため配布された反射板の付いたベストやヘルメット、軍手を身につけて、工事中の現場へと向かった。
新綱島駅は、地下1階が改札口、ホームが地下4階となるため、見学者は工事用の階段で徒歩で移動。地下1階、地下4階でそれぞれ建設所職員から改札口の場所や電気配線、床、壁、天井配線工事の進捗状況などについて説明を受けた。
見学時、ホームドア設置準備も進行中。綱島地区連合自治会会長で綱島東口商店会会長も務める佐藤誠三さんは「年に7、8回来ていて最初から見ているので、完成に近づいてきたのがわかる」と話した。近隣に住み、同様に何度か参加しているという池谷誠さんは「新横浜に出るのが楽になる。早く電車に乗ってみたい」と待ちきれない様子だった。また、綱島東のプラスチックフィルム関連の製造機械メーカー、トミー機械工業(株)の3代目社長、新本加奈さんは「どんな風に綱島が変わっていくのか知りたくて初めて参加した。壁や線路などもできていて驚いた。沢山の人が利用するのが想像できて今から楽しみ」と声を弾ませた。
なお、綱島鉄道建設所は6月末で移転し、新横浜鉄道建設所に統合されることが決まっている。
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