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港北区版 公開:2022年7月14日 エリアトップへ

チーム史上初、県大会3位  新羽ホークス青年部

スポーツ

公開:2022年7月14日

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県3位の成績に喜びを表す新羽ホークス青年部の選手たち
県3位の成績に喜びを表す新羽ホークス青年部の選手たち

 天皇賜杯第77回全日本軟式野球大会ENEOSトーナメント・神奈川県予選が6月25日〜28日に行われ、新羽町を拠点とした軟式野球チーム、新羽ホークス青年部が県の大会では初のベスト4、ビギナーズ(鶴見)とともに3位となった。

 3月〜4月に行われた横浜市予選で準優勝し県大会に駒を進めた同チーム。「守りからリズムをつくり勝利につなげるチーム」と中山大輔監督(33)が言う通り、県大会の初戦、2回戦と無失点で勝利した。

 準々決勝の相手は強豪として知られる前年の優勝チーム、日立Astemo(株)厚木工場(厚木)。「必ずチャンスがくる。楽しんでプレーしよう」。試合前の中山監督の言葉を信じて自分たちの野球に徹し、2対1で競り勝った。

 続く準決勝では今大会の優勝チーム湘南信用金庫(横須賀)に敗れたが、中山監督は「目標だったベスト4を達成できた。今後は県(大会)で勝つことを当たり前とし、優勝したい」と抱負を口にした。また、昨年まで8年間監督を務め、練習場所の確保等にも奔走している奥山拓巳代表(39)は、「これまで県大会の最高はベスト8。結果を出してくれてうれしい」と振り返った。

野球で地域活性

 奥山代表、中山監督は、NIPPA BASEBALL TOWN PROJECT(NBTP)と銘打ち、野球を通じた地域活性に取り組んでいる。少年の部・新羽ホークスと、奥山代表が外部指導員を務める新羽中学校野球部や地域の中学生、そして新羽ホークス青年部の3者の連携で、野球の普及や選手の育成に取り組んでいる。新羽ホークス青年部の選手は少年の部のOBが中心で、ほぼ新羽町在住者。「エリートはいない、甲子園経験者も1人。チームワークで勝てるチームにしたい」と奥山代表。「NBTPの取組みは少年の部にも中学生にとっても(野球をする)良い環境」とも話す。

 奥山代表、中山監督は「3者の活性のためにも青年部が強くなければ」と口を揃え、「野球を楽しみながら、相乗効果で高みを目指したい」と展望を語っていた。

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